㉘発症

目が覚めたのは、

夜中の3時頃でした。



熱があるな…と思ったのと、

それ以上に気になったのが、

お腹の張りでした。




時間の間隔はまちまちでしたが、

お腹がカチコチに固くなります。




痛みも感じました。



私は、直ぐに、いつも診てもらっている、

大学病院に連絡しました。



電話にでたのは、

落ち着いた声の助産師でした。

 
「もしもし、

 そちらで診てもらっている34週の

 双子の妊婦ですが…」




私は、

・息子たちがインフルエンザに
 感染していて、
 自分も可能性がある事。

・熱がある事

・お腹の張りが異常に強いこと

・今日、午前中に検診の予約が入っている事

・お腹の子が心配でならない事



を伝えました。



助産師の方からの答えは、

・お腹の張りは気になる。

・インフルエンザの場合、

 まず、近くの内科に行って、

 インフルエンザの検査を受けて、

 陽性反応が出るか調べて、

 その結果を持って主治医に診てもらって、

 下さい。

と言う事でした。



大学の中でインフルエンザの検査は 

出来ないと、その時は言われました。



必ず、内科を受診するようにと。


とりあえず、電話を切って、

息苦しさを感じながら、

朝になるのを待ちました。



家の近くの内科を調べて、

もう後、30分で家を出ようとしたその時、

お腹の張りが急に強くなってきました。



もう立つのがやっとです。



歩くのは辛い。



これは、まずいかもしれない。



近くの内科に行ってる余裕なんてない。

赤ちゃんの命だって危ないかもしれない。

私は、もう1度かかりつけの大学病院に

電話をしました。



さっきと違う助産師が電話に出ました。


私の話した記録が残っているようで、

直ぐに話が通じました。



「もう、近くの内科が開くまで

 待ってられません。


 お腹の張りが

 今までに無いぐらい強いです。


 内科に行く余裕もありません。


 歩けません。


 そちらで診てもらえませんか?



 赤ちゃんが心配です。」




少しの間、待ちましたが、

その後直ぐに、


助産師
「分かりました。

 こちらで診ます。

 直ぐに着てください。


 ただ、もしインフルエンザの場合

 他の妊婦さんもいらっしゃいますので、

 マスクをして、
 
 受け付けに着いたら、

 すぐにその旨、お伝え下さい。」



と言われました。



私は、夫と2人でタクシーで

病院に向かいました。


運良く私の母が、

お腹の大きな私の様子を見に

前の日から来てくれていたので、

長男と次男は母に任せました。




電話で話した通り、

受付けでインフルエンザの事を伝えると、

直ぐに別室に案内され、


お腹にモニターをつけました。



これで、お腹の張りを数値化します。

医師が来ると、

直ぐにインフルエンザの

ウィルステストをしました。




結果は…もちろん



陽性。



もう分かっていた事なので、

驚きもしませんでした。 


主治医のN先生が来ました。


「このまま入院したほうがいいね。」



「お腹の子は大丈夫ですか?」



先生
「大丈夫ですよ。

 早く治して

 元気な赤ちゃんを産みましょう。」



私の頭はボーとしていたので、

お兄ちゃん達の事を考える余裕もなく、

言われるがままに、


頷いていたような気がします。



次に続きます。

僕たちは、おばあちゃんと一緒に

良い子にしていました😉

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